なぜWindowsのOutlook Expressを使用してはいけないか
インターネットの平和の為に
2001/07/26
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今更なんですが、Windows版Outlook Expressの悪行について、新しくインターネットの利用を始められた方々に対して個別に説明することは大変なエネルギーが必要ですし、半ば面倒になってきました。そこで、長谷川光・高田悦子・office BOYAに縁の有る方にこのページのURLをお伝えして、「なぜWindows版Outlook Expressが駄目か」を再確認していただこうという趣旨でこのページを企画した次第です。
このページをお友達のメール初心者の方にも口コミでご紹介下さり、ご利用いただければ幸いです。(リンクや他メディアへの紹介は希望いたしません。)
独自仕様の問題
- Outlook Expressの独自仕様の問題は、バージョン5以上のOutlook Expressを使うことでほぼ解決しますが、古いバージョンでは、メーラとして一般的ではないメールヘッダの仕様を持っていましたので、メーリングリストのシステムが誤動作することが稀にありました。例えば、「Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP"」というヘッダ行のtext/plain;の後に改行が入る場合などです。これは不正な仕様ではありませんが、他のメーラでは珍しく、メーリングリストのシステムでは対応していないものも少なくありません。
- バージョン5.5のOutlook Expressでは解決していますが、返信を表す「Re:」という文字列の問題があります。「Re:」という文字列がメールのサブジェクトに付く仕様が一般的なのに対して、バージョン5以下では、「RE:」と全て大文字で付きます。これは、「Re:」という文字列を判断してリストのヘッダを付けるようなメーリングリストのシステムや他のメーラでは誤動作することが少なくありません。
一般的ではない初期状態
- Outlook Expressは開発元のポリシーでHTML形式メールの使用が初期設定されており、設定を変更することで解決しますが、この状態でのメール交換はHTML形式が完全普及していない現状では望ましくありません。
- サブジェクトを含んだヘッダ部に日本語を使うために使われるエンコード方式も、一般的な B-Encoding(Base64)方式に初期設定されていません。(設定の変更はできます。)
- ノービスなWindowsユーザが使うと予想されるOutlook Expressですから、最初にこのような設定の変更をしなければいけない状況は好ましくありません。
以上は、ユーザのスキルで解決できる問題ですので、情報の提示をし、スキルアップを図れば問題にすることはありません。しかし、以下に述べることはユーザレベルでは解決できない深刻な問題です。
ウイルスのキャリア
現在流行するコンピュータ・ウイルスの90%以上がWindows OS上のMicrosoft Word、Excelのマクロを利用したモノで、感染経路のほとんどがOutlook Expressでのメールの送受信です。また、最近流行のウイルスの手口は、Outlook Expressのアドレス帳を参照して、ウイルス自身のコピーを登録してあるメールアドレス全てに知らないうちに送信するという特徴があります。また悪いことに、Outlook Expressは一度でもメール送信したメールアドレスを自動的にアドレス帳に加える仕様になっています。
仮に、貴方がメーリングリスト等に頻繁に投稿する人だとしましょう。貴方のマシンにウイルスが伝染したとしたらどうでしょうか。当然、ウイルスはそのコピーをアドレス帳に登録されているメーリングリストに知らない間に送りつけます。数百数千の配信先にばらまかれ、受信した先で更に同じようにウイルスは広がってゆきます。貴方が企業ユーザで、数多くのお得意先と頻繁にメールのやりとりをしていたとしても同じことが起こります。貴方の信用が落ちる程度の損害は自分の問題ですからまだ良いとしても、世の中に与えるダメージは計りきれません。悪意が無くてもサイバーテロと同じ結果になるのです。
最近ではウイルス情報が行き渡っていますので、ウイルス対策を講じておられるユーザも少なくないと思いますが、そもそもウイルスのキャリアとなるようなソフトウェアを使っていること自体が、ウイルス対策の穴ではないでしょうか。メーリングリストに限らず、無限連鎖を起こすウイルス被害のキャリアであるOutlook Expressの使用は、ソフトウェアの性能と引き換えたとしても、百害有って一利無しと言わざるを得ません。
以上のウイルスの件から考えると、(何も考えずにOutlook Expressを使っている人には厳しく聞こえるかもしれませんが、)Outlook Expressユーザは現状では潜在的犯罪者と呼ばれても仕方が無い状況です。Outlook Expressの開発元が現状を鑑みて仕様を是正することが望まれますが、ユーザ側の対処として、「現状ではOutlook Expressを使わない」ということが最善策です。また、メーリングリスト等では、「Outlook Expressを使わせない」ということをルールに盛り込んで、事態を啓発するべきですし、企業ユーザは経営者に対してOutlook Expressの使用停止を訴えるべきです。
じゃあどうしろと言うの?
Outlook Expressを使用しないとすると、代わりのメーラが必要になります。世の中、Outlook Expressだけではなくて、たくさんのメーラがあります。次の場所は一例ですが、各種メーラの情報がありますので、ご覧下さい。
Macintosh版
Macintosh版のOutlook Expressにもウイルス関連の良くない話がチラホラ出てきましたので、その使用には注意をしなければいけません。最悪、Windows版同様にその使用が糾弾されるでしょう。
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